食器の選び方 洋食器の基本アイテム
2018.04.20BLOG

食器の選び方 洋食器の基本アイテム

「食器を揃えたいけど、何から揃えるの?どのくらいの数を揃えるべき?」という疑問にお答えする食器の選び方ガイドです。
今回は、洋食器の基本アイテムと選び方について解説いたします。

ショープレート

ショープレートは、その名の通り「見せるための飾り皿」です。サービスプレート、プレイスプレート(位置皿)、チャージャープレートなどと呼ばれたりもします。サイズは、30cm程度の大皿で、華やかな絵柄や色のデザインが多く、また陶磁器やガラスなど様々な素材のものがあります。 お客さまをもてなす際に、ショープレートが置かれた状態でお客さまをお迎えし、料理の始まりと共に下げられ、メイン料理の時に、ディナープレートと共に敷き皿として再び登場することがあります。

ディナープレート

メインディッシュ用のプレートです。サイズは23~27cmの大皿で、洋食器を揃える際の基本の5ピースの1ピースです。 選定の際には、使うシーンでの組み合わせを想定し、サイズで選びましょう。フォーマルなテーブルコーディネートをする場合には27cm、もしくは25cmを。テーブルコーディネートをしないご家庭では23cmでもOKです。

洋食器の基本アイテム ディナープレート

デザートプレート

サラダやデザート用の21cm前後のプレートです。テーブルコーディネートをする際に、27cmもしくは25cmのディナープレートの上に重ねた場合にバランスのよいプレートです。 ご家庭での盛り皿や大きめの取り皿としても使われます。

ケーキプレート

ケーキやデザート、取り皿など使用頻度の多い18cm前後のプレートです。
洋食器を揃える際の基本の5ピースの1ピースです。デザートプレートと厳密な区別はなく、デザートプレートもしくはケーキプレートのどちらかを選定する場合には、サイズで選びましょう。洋食器の基本アイテム ケーキプレート

パンプレート

パン用の16cm前後のプレートです。小さめのケーキ皿や取り皿としても使われます。
テーブルコーディネートをする際に、ディナープレートと一緒に使うため、洋食器を揃える際の基本の5ピースの1ピースになっています。

シリアルボール

シリアルやサラダ、スープなど様々な用途に使える16cm程度のボールです。
洋食器を揃える際の基本の5ピースのパン皿をシリアルボールに変えて1ピースとしてもOKです。

洋食器の基本アイテム シリアルボール

ブイヨンカップ&ソーサー

ハンドル付きのスープ用のカップと受皿です。商品名がクリームスープ碗皿の場合もあります。一般的にはハンドルの付いていない口の広いカップをスープカップと呼び、ブンヨンカップ(クリームスープカップ)と区別します。
レストランでのフォーマルなテーブルセッティングの際に登場するアイテムです。

スーププレート

スープ、カレーやシチュー、パスタなど様々な用途に使える21~24cm程度の深さがあるプレートです。ニッコーの場合、商品名がディーププレート、パスタプレートの場合もあります。
リム付きのスーププレートなら、テーブルコーディネートをする際に、27cmディナープレートを敷き皿にして使えます。

プラター

一般的に楕円(オーバル)のプレートです。サイズは36~40cm程度の大皿で、ローストビーフやローストチキンなどの取り分けが必要なメインディッシュに使います。商品名がオーバルプレートの場合もあります。

洋食器の種類 プラター

カップのカタチの違い

飲み物によって、カップのカタチは異なります。特長、左から、ティカップとコーヒーカップの中間のカタチで紅茶にもコーヒーにも使える兼用カップ(兼用碗)、背が低く口の開いたカタチのティカップ、縦長のコーヒーカップ、縦長で小さなデミタスカップ。

カップのカタチの違い

カップ(兼用碗)&ソーサー

コーヒー・紅茶どちらも飲める兼用タイプの兼用碗は、口の開いたティカップと縦長のコーヒーカップのちょうど中間のカタチになっています。紅茶は1人分が150cc程度、コーヒーは120~140ccのため、ニッコーのカップ&ソーサーはどちらも対応できるよう多くのカップ(兼用碗)が200~240cc(満水時)の容量です。飲み物はカップの7分目程度がバランスのよい分量です。

ティーカップ(紅茶専用)&ソーサー

背が低く、口径が広くなっているカタチが特長です。飲む前に紅茶の色と香りを楽しむため、また、沸騰したお湯でお茶を入れるので、少しでも早く熱を逃がすのに最適な形状です。 ティーカップは、淹れた紅茶の味・色・香りを楽しめるようボーンチャイナのカップがおすすめです。 紅茶1人分は150ccが目安です。

コーヒーカップ&ソーサー

飲んだ時にコーヒー豆の香りが立つように筒型のカタチになっています。カップに厚みのあるタイプを選ぶと保温性が高く、コーヒーが冷めにくくなるのでおすすめです。コーヒー1人分は120~140ccが目安のため、200ccまでの容量のコーヒーカップを選びましょう。たっぷり飲みたい方は、大きめのLサイズのコーヒーカップやカフェオレカップ、マグを選んでも良いですね。

デミタスカップ&ソーサー

フランス語で小さなカップ、デミタス=demi(半分) tasse(カップ)、を意味するコーヒーカップの約半分の100cc程度の小さなカップ。トルココーヒーやエスプレッソを飲む時に使われます。ホテルやレストランでは、食後のコーヒーをデミタスカップで提供する場合もあります。コーヒーカップと同様に筒型のカタチです。

ティーポット

美味しい紅茶を淹れるために、ティーポットの中で茶葉をジャンピング(茶葉の上下運動のこと)させる必要があるため、丸いカタチになっています。丸いポットでたっぷりのお湯の中では、対流が効率よく起こり、味・色・香りの良い紅茶が抽出されます。500cc前後のポット(ニッコーではSサイズのポット)なら3人前の紅茶を淹れるのにぴったりのサイズです。ポットを選ぶ時は、カタチとサイズで選びましょう。

コーヒーポット・シュガー・クリーマー

1700年代までは、コーヒーは浸漬法で淹れて飲んでいた(コーヒーポットにコーヒーの粉を入れ、そのままお湯を注いで上澄みをカップに注いで飲む)ため、コーヒーポットは縦長のカタチになっています。

また、シュガーやクリーマーは、通常同じシリーズのポットやカップのデザインに合わせて作られています。同じシリーズでポット(4~5人用のMサイズ)・シュガー・クリーマーを揃えれば、統一感も出て来客用のティーアイテムとして重宝します。

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