NIKKOの器が彩るクルーズ船 飛鳥Ⅲのご紹介
2025.09.10VOICE

NIKKOの器が彩るクルーズ船 飛鳥Ⅲのご紹介

「VOICE」コンテンツでは、食と旅を楽しむすべての方に、NIKKOの食器が採用されているホテルやレストラン、飲食店をご紹介いたします。
今回は、2025年7月20日に就航したクルーズ船「飛鳥Ⅲ」をご案内いたします。

ご紹介するクルーズ船

飛鳥Ⅲ

郵船クルーズ株式会社が2025年7月20日に就航した総トン数 5万2000トン、乗客定員740人、客室数381室を有する日本船籍最大の新造クルーズ客船。
日本のクルーズ文化を牽引してきた、飛鳥クルーズの3番目となる「飛鳥Ⅲ」は、「つなぐ、ちから。」をコンセプトに、和のおもてなしを継承しながらも、多彩なダイニング、エンターテイメントやウェルネスなど心身を満たすさまざまなプログラムを備えています。
また、“地球にやさしい 最新鋭のエコシップ”として、環境負荷の低減を目指しています。

公式サイト

https://www.asukacruise.co.jp/asuka3/(外部サイトへ)
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飛鳥Ⅲが叶えるパーソナライズされたクルーズライフ

飛鳥Ⅲ 客室ロイヤルペントハウス

「飛鳥Ⅲ」が叶える“最幸の時間”は、自分好みで楽しめるパーソナライズされたクルーズライフです。
全てにプライベートバルコニーが付いた上質で居住性に優れた客室、個性豊かな6つのレストラン、大人の知的好奇心を満たす学びやウェルネスプログラム、卓越したエンターテイメント、ワーケーションも可能なデジタル環境を揃えています。
初代「飛鳥」から培ってきた心地よいおもてなしはそのままに、多彩な選択肢を揃え、あらゆる世代やニーズ、スタイルに応えるサービスを提供します。

飛鳥Ⅲの“サステナブル“なクルーズに貢献

環境に優しいエコシップ

飛鳥Ⅲ 客船外観

飛鳥Ⅲの重要なテーマのひとつとして挙げられている「環境負荷の低減」。日本初のLNG(液化天然ガス)に対応したクルーズ船であり、石炭や石油に比べて環境への負荷が少ない燃料に対応しています。さらに寄港地によっては陸上電源の供給を受けることが可能であり、接岸せずに船の位置を制御できるD.P.S.(ダイナミック・ポジショニング・システム)を採用。このシステムは日本のクルーズ船としては初めての導入であり、海底植物などへの損傷を最小限に抑えることが可能です。
また、専用アプリの導入や、各客室のタブレット端末での案内、共有スペースのデジタルサイネージの設置などにより、船内の紙の配布物や掲示物を大幅に削減しています。

飛鳥ⅢでNIKKO食器が選ばれた背景

食器から生まれた肥料BONEARTH

今回、飛鳥ⅢでNIKKO食器が選ばれた背景には、NIKKOの行うサステナブルな取り組みが高く評価されたことがあります。
NIKKOでは、大量生産・大量廃棄を前提とするリニアエコノミー(直線経済)から、資源を繰り返し利用し廃棄物を減らす「サーキュラーエコノミー(循環経済)」の実現を目指しています。そのために、長く使える良質な食器づくりをはじめ、アップサイクル商品の開発やコミュニティの設立など、さまざまな取り組みを進めています。
今回の就航にあたり、こうしたNIKKOの取り組みを飛鳥Ⅲの皆さまに知っていただいたことから、オリジナル食器の開発がスタート。ご採用いただいたNIKKO食器は全て、NIKKO FINE BONE CHINA(ニッコーファインボーンチャイナ)製の食器です。

NIKKOのサステナブルな取り組みについてはこちら

船内のそれぞれの空間に合わせた食器開発

飛鳥Ⅲ 採用されたNIKKOの食器

飛鳥Ⅲでは日本が誇る著名なアーティストによる美術品や工芸作品の数々を船内の至るところに展示した空間演出を体験できることも大きな特徴です。船内には、6つのレストランと9つのバー&ラウンジがあり、それぞれの場所で空間や料理に華を添えるアートや器を楽しむことができます。

今回、NIKKOの食器は下記のレストランとカフェにてご採用いただきました。その他に、ルームサービスの一部や、全ての客室(ペントハウス・スイート・バルコニー)に置かれるカップ類にもお使いいただいております。

飛鳥Ⅲ Noblesse(ノブレス)
Noblesse(ノブレス)
厳選した食材を「飛鳥キュイジーヌ」に仕上げる唯一無二のフレンチ
飛鳥Ⅲ Four Seasons Dining Room(フォーシーズン・ダイニングルーム)
Four Seasons Dining Room(フォーシーズン・ダイニングルーム)
四季折々の和食と西洋料理の晩餐
飛鳥Ⅲ EMS Garden(エムスガーデン)
EMS Garden(エムスガーデン)
世界の美食を一堂に集めたブッフェスタイルのレストラン
飛鳥Ⅲ Gallery Cafe(ギャラリーカフェ)
Gallery Cafe(ギャラリーカフェ)
アートや工芸作品を鑑賞しながらくつろげるラウンジ

アートとともに旅する贅沢なひととき、純白の食器にアートを再現

今回飛鳥Ⅲで採用されたNIKKO食器は、それぞれの空間のコンセプトや展示されているアートに合わせて、さまざまなアーティストがデザインしたものです。

フランス料理レストラン「ノブレス」で使用されているショープレートと「ギャラリーカフェ」のカップは、日本を代表する日本画家・平松礼二(ひらまつ れいじ)氏のデザイン。岩絵具、墨、コラージュなどの多彩な技法で知られる平松氏の作品を、NIKKOの高度な転写絵付け技術を駆使することで、食器の上に再現しています。

飛鳥Ⅲ ショープレート/平松礼二「彩彩の池」
ショープレート/平松礼二「彩彩の池」
(オリジナル食器)
飛鳥Ⅲ カップ/平松礼二「ノルマンディ 冬の池」
カップ/平松礼二「ノルマンディ 冬の池」
(オリジナル食器)

平松礼二氏の作品は、最上級客室や階段アートをはじめ、ノブレスの入口とレストラン内の壁面にも展示されており、食器とともに、世界を魅了するジャポニスムの美を鑑賞することができます。

飛鳥Ⅲ 壁面に飾られた平松礼二氏の作品
ノブレス入口の作品イメージ

「ギャラリーカフェ」で使用されるカップには、日本画家・土屋禮一(つちや れいいち)氏の作品を再現。深みのある色彩と重厚な画面に込められた深い精神性とともに、だれもが心の奥底にもっている「なつかしさ」を追い求める土屋氏の作品。純白のNIKKO FINE BONE CHINA製の食器だからこそ、土屋氏の奥行きのある美しい色合いを表現することができました。

飛鳥Ⅲ カップ/土屋禮一「飛鳥の空」
カップ/土屋禮一「飛鳥の空」
(オリジナル食器)
飛鳥Ⅲ ソーサー/矢萩春恵「飛鳥Ⅲ」
ソーサー/矢萩春恵「飛鳥Ⅲ」
(オリジナル食器)

また、それぞれのカップのソーサーには、船体に掲げられている揮毫(きごう)をデザイン。力強く躍動感にあふれる「飛鳥Ⅲ」の書体は、世界的に著名な書家である矢萩春恵(やはぎしゅんけい)氏によるものです。

土屋氏の作品は、船内前方の5デッキから13デッキまでつながる階段を彩る階段アートとしても登場。パステル画の原画をもとに制作された作品は、階を移動するごとに空の表情、モチーフが変化していく構成です。

飛鳥Ⅲ 土屋禮一氏の階段アート
前方階段アート(5~13デッキまでつながる)の作品

NIKKOではその他にも、日本画家の千住博(せんじゅ ひろし)氏、洋画家の田村能里子(たむら のりこ)氏の作品が描かれたカップも作成。千住氏の「ウォーターフォール・オン・カラーズ」のフレスコ画が飾られたギャラリーカフェで、お使いいただいております。

飛鳥Ⅲの旅で出会う本物の体験

2025年7月20日に就航した飛鳥Ⅲは、これからさまざまなクルーズ航路を展開予定です。この新たな船旅では、上質な時間とともに、本物の体験が待っています。飛鳥Ⅲだからこそ出会える特別な瞬間を、心ゆくまでお楽しみください。